大手3キャリアは月額料金が高くて無理!でも格安simだと速度にちょっと不安が・・・
そんな人におすすめしたいのが『ワイモバイル』です。
今回はワイモバイルのメリットとデメリットをまとめたので、携帯会社選びの参考にしてみてください。
ワイモバイルにはこんなメリットがある
まずは『大手3キャリアと格安simの中間の存在』『それぞれのいいとこ取りキャリア』とも言えるワイモバイルのメリットについて見ていきましょう。
携帯料金が安い!
ワイモバイルは大手3キャリア(docomo、au、ソフトバンク)と比較して、携帯料金をかなり安く使うことができます。
プラン詳細は以下の画像の通りです。
1番安い【スマホプランS】だと月々1,980円。お家の固定回線がソフトバンク関連なら1,480円で使うことができます。
「あれ?そんなに安くない?」そう思う人もいるのではないでしょうか?
それもそのはず。実は大手3キャリアでも【月々1,980円〜】使うことができます。たくさん宣伝しているので、知っている人も多いでしょう。
しかし、その”中身”を比べてみると、ワイモバイルのほうが圧倒的に安いです!
では大手3キャリアとワイモバイルの『1,980円で使えるサービス内容と条件』を比較してみましょう。
”docomo”
プラン:シンプルプラン+ベーシックシェアパック(利用5GB以下)
割引:docomo with対象機種利用による割引、ドコモ15年以上利用による割引
家族3人で月5GBをシェアして、契約の主となる人がドコモを15年以上使っていて、更に全員docomo withの対象機種を利用することで月額1,980円にすることが可能。
”au”
プラン:auピタットプラン(スーパーカケホ)+2年契約
割引:auスマートバリュー、スマホ応援割
月のデータ通信量が1GB未満、家の固定回線とのセット割を適用することで月額1,980円で利用することが可能。国内通話5分以内なら無料。2年目からは2,980円。
”ソフトバンク”
プラン:ミニモンスター+2年契約
割引:1年おトク割、お家割光セット
auと同じで、月のデータ通信量が1GB未満、家の固定回線とのセット割を適用することで月額1,980円で利用することが可能。2年目からは2,980円。
”ワイモバイル”
プラン:スマホプランS
割引:2年契約、ワンキュッパ割
月のデータ通信量が3GB未満で1,980円。10分以内の国内通話無料。2年目から2,980円。
docomoだけちょっと特殊ですが、基本的に大手3キャリアで月額1,980円に抑えるには【月のデータ通信量が1GB未満である】という大前提をクリアしなければなりません。
ハッキリ言います。これは無理です!
これだけスマホが普及して、それに付随するようなサービスがたくさん展開されている時代に、たった月1GBの通信量に抑えるというのは無理があります。
更に、ドコモは家族3人で使う前提、auとソフトバンクは固定回線とのセット割が前提となっています。
要するに大手3キャリアの月額1,980円は全く現実的ではありません。というか無理と言っていいでしょう。
ワイモバイルは月の通信量が3GBまで使えるので、大手に比べるとかなり楽です。ネット回線を別で契約する必要もないので、同じ月額1,980円使えると言っても、実質支払額は大手3キャリアとかなり違ってきます。
もちろんスマホプランSよりもデータ通信量の多いスマホプランMでもかなり安く使えるので、自分のスマホ利用状況に合わせてプランを選んでください。
一応ワイモバイルのスマホプランM・Lと似たようなプランで大手3キャリアを使うと料金はこうなります。
”ワイモバイル スマホプランM”
【月のデータ通信量9GBまで、国内通話10分以内無料】
月額料金:2,980円(2年目から3,980円)
”ワイモバイル スマホプランL”
【月のデータ通信量21GBまで、国内通話10以内無料】
月額料金:4,980円(2年目から5,980円)
”docomo シンプルプラン+ベーシックパック”
【月のデータ通信量5〜20GB】
docomo with対象機種利用、15年以上docomo利用。
月額料金:6,580円
“au ピタットプラン”
【月のデータ通信量5〜20GB、5分以内の国内通話無料】
2年契約、auスマートバリュー、スマホ応援割適用
月額料金:5,480円(2年目から6,480円)
“ソフトバンク ミニモンスター”
【月のデータ通信量5〜50GB】
2年契約、1年おトク割、スマホお家割光セット適用
月額料金:6,480円(2年目から7,480円)
月に9GB使えるワイモバイルのスマホプランMの料金は、固定回線とのセット割を適用しなくても、大手3キャリアの料金と比較して、月2,500円ほど安いことがおわかりいただけると思います。これで固定回線とセットなら月々3,200円も安くなってしまいます。
月々2,500円安くなると、年間だと30,000円。
格安simと比較するとやや高く感じるかもしれませんが、それでもかなり安く使うことができます。
通信エリアも広いし、速度も速い!
「安いから狭い」なんてことはありません。
ソフトバンクのネットワークを利用しているので、エリアは広いですし、通信も速いです!
ただ、ワイモバイルはソフトバンクのセカンドグレードという位置づけ。
エリアはそのままで、通信スピードも速いのですが、ソフトバンクとワイモバイルを比較すると速度は遅くなります。
測定する場所によって通信速度は変化するので、一概にどれくらい遅いとは言えませんが、ワイモバイルの回線速度は10Mbps〜、ソフトバンクの回線速度は20Mbps〜と思っていてください。
「え〜結構遅いじゃん・・・」と感じるかもしれませんが、一般的にスマホで動画視聴する際に推奨されている速度は10Mbps以上。つまり、ワイモバイルの回線でも快適に動画視聴を行えるということです。さらに、時間帯による回線遅延はありません!(あくまで実際に使っている感想です)
セカンドグレードとは言ったものの、ワイモバイルは快適に使うことが出来ます。
国内通話が無料!
ワイモバイルのスマホプランには、10分以内の国内通話無料がオプション料金なしで付いています。
LINEを使って連絡を取ることが当たり前の世の中ではありますが、日常のなかで電話を使うシーンは必ずあります。料金がかからず電話をかけられるのはかなり嬉しいですね。しかも、5分ではなく10分。
10分以内の国内通話無料はかなりうれしいメリットですね。
ヤフープレミアム会員になって特典いっぱい!
意外と知られていないのですが、ワイモバイルを契約すると本来有料である『ヤフープレミアム会員』に無料でなれます。というかなります。
これがなんなのかというと、要するにヤフー関連のサービスで様々な優待が受けられるということです。
・ヤフーショッピング利用時のポイントが常に5倍
・雑誌110誌&13,000冊のマンガが読み放題
・その他関連サービスでの割引&特典多数
上記の特典が無料で受けられます。特にすごいのがヤフーショッピング利用時のポイントが常に5倍なことです。更に5のつく日だと+5倍など、よくわからないくらいポイントがもらえます。
個人的に毎月特定のマンガを1冊購入しているのですが【購入時のポイント+Yahoo!のアプリでこまめにためてるポイント】で、毎回100円以上安く新刊を購入しています。たくさんポイントがもらえた時なんかは半額くらいで買っています。
見逃しがちですが、使ってみるとかなり嬉しいメリットです。
キャリアメールが使える
ワイモバイルではキャリアメール【@ymobile.ne.jp】を使うことができます。基本的に格安simではキャリアメールが用意されていないので、他と比べると大きなメリットではあります。
LINEやGmailが当たり前となった今では、使う機会がほとんどないかもしれませんが、キャリアメールを推奨しているサービスへの登録や、必要としている人には嬉しいポイントです。
テザリングオプションが無料!
「出先でPCを使いたい、タブレットを使いたい、でも無料wifiもポケットwifiもない・・・」
そんな時に活躍するのが、スマホを経由してネットに接続する”テザリング機能”です。
大手3キャリアだと別途申し込みが必要だったり有料だったりするのですが、ワイモバイルでは【申し込み不要・月額無料】でテザリングが使えます。
わざわざポケットwifiを買わなくても、好きな場所でPCやタブレットをネット接続できるのは非常に便利です。
実店舗があるので安心!
格安simのデメリットとしてよく挙げられるのが「実店舗がない」こと。
困ったことがあっても電話してサポートを求めなければいけないし、かなり待たされるので、非常に不便。しかも、相手は電話の向こうなので『わからないことが更にわからない』なんてことにもなりかねません。
ワイモバイルなら全国にショップがあるので、そんな心配は無用です。グループ店なのでソフトバンクと一緒になっているところも多いと思います。
「大手は料金が高いけど、機会に疎い自分には格安スマホ・simはちょっと不安・・・」という人も安心してワイモバイルを使うことができます。
固定回線とのセットで割引
スマホプランSの月額料金は1,980円。ソフトバンク光(固定回線)・ソフトバンク Airとのセットだと、そこから更に500円の割引が入ります。スマホプランMだと700円、Lだと1,000円の割引です。
家族4人でスマホプランMを契約していたら、4人分で2,800円の割引が入ります。年間なら33,600円の節約です。
もしワイモバイルを検討していて、家の固定回線がソフトバンク光・ソフトバンクAir以外なら、見直すことを強くおすすめします。せっかくならまとめてしまって、料金を安く抑えたほうが賢いですからね。
もちろんソフトバンク光を使っている人が、スマホをワイモバイルに乗り換えても割引は適用されます。別途申し込みが必要なので、それだけは注意してください。
ちなみにポケットwifiとの併用でも500円安くなるので、利用している方がいればそちらも検討してみてください。
デメリット
ここからはデメリットを紹介します。良いことばかりではありませんから、しっかり悪いところも把握しておきましょう。『大手3キャリアと格安simの中間の存在』だからこその悩みがあります。
格安simと比べると料金が高い
最大のメリットであり、デメリットでもあるのが料金です。
確かに大手3キャリアと比較すると安いのは間違いありません。人によっては月の通信費が半額になったりします。
しかし、他の格安simと比較するとやや高いのが本音です。特にワンキュッパ割がなくなる2年目からは【1,000円】月額料金があがるので、そうなると格安simとの料金差は大きくなります。
目安としては1年目は500円〜、2年目からは1,500円の価格差が生まれると考えていただけるといいでしょう。
料金だけに着目すると他の格安simのほうが良いと感じるのは間違いありません。しかし、安定性や速度など、勝っているところはたくさんあるので、その辺りも含めて考えてみてください。
料金形態がやや複雑
”中間の存在”だからなのか、ソフトバンクグループだからなのかわかりませんが、料金形態がやや複雑です。
1,480円で使えるように見えて、1,980円。更に2年目から1,000円値上げ。ちょっと親切ではありませんね。ここは考えかたの問題なのでなんとも言えませんが、しっかり書いてあることを読み込んだり、事前に調べておけば、失敗することはないでしょう。
ただ、今の通信業界はちょっと不親切に感じてしまいますよね。
大容量プランがない
Lプランなら21GBも使えるので、この言い方は適切ではないかもしれません。ただ、ソフトバンクだと50GBの大容量プランが存在しているので、そこと比較するとやや少なくは感じるかもしれません。
実際そんなに使う人がいるのかちょっとわかりませんが、まあ21GBもあれば十分なのではないでしょうか。
2年縛りがある
ワイモバイルには2年間という契約期間、いわゆる”縛り”が存在します。これは料金と並んで最大のデメリットと言ってもいいでしょう。
契約期間のないフットワークの軽さも格安simの良いところなので、それがないのは非常に残念です。
これに関しては割り切るしかないですね。もちろん契約期間内の解約は違約金が発生するので、注意してください。
機種によってsimロックの解除が必要
ワイモバイルではスマホも販売していますが、多くの人は今使っているスマホをそのまま利用して、simカードのみの契約をすると思います。
その際に注意していただきたいのが端末にかかっている【simロック】です。
元々simフリーの端末を使っているなら問題ないのですが、ドコモ、au、ソフトバンクで契約したスマホをそのまま使う場合、他社のsimカードを挿入しても使えないようにするためロックがかかっています。これが【simロック】ですね。
ワイモバイルへ乗り換えをする場合はこのsimロックを解除する必要があります。
ショップでやると有料だったりしますが、自分でやると無料で出来ます。ただ、しっかりとした手順を踏まないと「アカウントを復元できない・・・」なんてこともあるので、事前にバックアップやアカウント(AppleIDなど)のID・パスワードを把握しておくことを忘れないでください。
ちなみに、ソフトバンクだと2015年5月以前の機種はsimロックの解除に対応していません。他の会社でもできるものと出来ないものがあるので、注意してください。
まとめ
「携帯料金が高いな−・・・」と感じている人は非常に多く、乗り換えの候補に格安simを挙げる人もたくさんいるでしょう。
大手3キャリアと比較すると料金が半分になったり、3分の1になったり、それ以上安くなる人もいるでしょう。ただ、安いのには理由があります。
いくら安くても使いたい時に使えなかったり、快適に使えなければ意味がありませんよね。
失敗しないためにも、料金も抑えられて快適に使えるワイモバイルを候補の一つに必ず入れてほしいです。是非検討してみてください。