mineoを選ぶ人は「月々の通信費を安くしたい」と考えている人が多いです。
さて、そこで問題になってくるのが”電話(通話料)”です。
mineoでは【データ通信orデータ通信+音声通話】どちらかを選ぶことができ、音声通話付きのプランを選択するとそこからさらに【通常の電話アプリから発信 or『mineo電話』から発信】を選ぶことができます。
実は、そこにデータ通信のみのプランでも電話発信ができる『LaLa Call』というサービスも加わります。
今回はmineoでの電話利用について、『mineoでんわ』と『LaLaCall』どっちがおすすめ?に焦点を当てて書いてきます。
mineoで電話を使うなら『mineoでんわ』と『LaLaCall』どっち?
先に結論から言ってしまいましょう。
”mineoで電話を使う場合”
データ通信のみのプランを選んでいる人
→LaLa Call
データ通信+音声通話のプランを選んでいる人
→【mineoでんわ】or【mineoでんわ+LaLa Call】
この結果は人によるかもしれませんが、私の結論はこれです。
それぞれの結論について解説していきます。
データ通信のみのプランの人なら『LaLa Call』
mineoで『データ通信』のみのプランを選択する人は
・タブレットでの利用や複数台のスマホ運用など、あくまでサブ的な使い方をする
・利便性を度外視して、とにかく安く使いたい
基本的に上のどちらかに分類されると思います。
サブ的な使い方をしている人に電話は必要ありませんが、とにかく安く使いたい人には電話が必要な場面が出てきます。そこで出てくるのが『LaLa Call』です。
『LaLa Call』の大きな特徴として、通常の電話回線と違い、ネット回線を利用して電話の発着信を行っているので、データ通信のみのプランを選択していても電話の発着信を行うことができるのです。
しかも、【LaLa Call→ケイタイ】の通話料は8円/30秒、【LaLa Call→固定電話】の通話料は8円/3分、【LaLa Call同士】無料と、通話料は非常に安く設定されています。
利用には月額100円かかりますが、mineoユーザーには100円分の無料通話分が付いてくるので、実質無料。また、ネット回線を利用していますが、mineoユーザーなら通話時にパケットは消費されません。
いくつかのデメリットはありますが、データ通信のみのプランを選択している人で、どうしても電話がかけたいという人には『LaLa Call』がおすすめです。
【データ通信+音声通話】プランの人はどっちもあり
音声通話付きのプランを選ぶ人は、mineoをメインスマホとして使う人です。その方たちには基本的に『mineoでんわ』を使うことをおすすめします。
『mineoでんわ』を利用するには別途申し込みが必要で、専用アプリから電話をかける必要がありますが、電話料金が【20円/30秒→10円/30秒】と半額になるので非常におすすめ。料金が半額になって、通常の電話アプリからかけるか、専用アプリからかけるかの違いしかないなら、選ばない理由はないですね。もちろん月額料金はかかりません。
個人的なやり取りはLINEで済みますし、お店への予約電話くらいならそこまでお金はかからないので、あまり電話を使わないという人なら『mineoでんわ」で十分です。
そして、『mineoでんわ』をおすすめする最大の理由が『LaLa Call』が通常の電話とは違った扱いをされているということです。
『LaLa Call』の通話料は非常に安いのですが、フリーダイヤルにつながらない、ネット回線を利用するので通話が安定しない、特定のサービスへの申込時に電話番号登録ができない、警察や救急車を呼ぶための110番、119番につながらないなど、多くのデメリットが存在します。
特に110番、119番につながらないというのは大きな問題です。「かけないから大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、普通は110番などへは電話をかけないものです。何か事件を目にしたか、自分の身が危ない時に電話をかけるのです。そんな”いざ”という時に、自分の1番近くにあるスマホから警察や消防に繋がらないのは大問題です。
ですから基本的に音声電話付きのオプションを選んでいるなら『mineoでんわ』を利用するのがいいでしょう。
たくさん電話を使うという人には【『mineoでんわ』のかけ放題オプションの利用】か【mineo電話+LaLa Callの利用】がいいでしょう。
かけ放題オプションは月額850円で10分以内の国内通話が無料になります。10分以内という制約はあるものの、回数は気にしなくていいですし、精神的にもたくさん電話を利用する人はかけ放題がおすすめです。
ただ、かけ放題の月額料金である850円でどれくらいの時間電話がかけられるか計算してみると以下のような結果になります。
『mineoでんわ』は42.5分
『LaLa Call』はケイタイあてなら約53分、固定電話あてなら約5時間19分
この結果を見る限り、個人宛ならLINE、固定電話あてなら『LaLa Call』というように使い分けるとかけ放題を利用するより安くなる人もいるでしょう。
『LaLa Call』を利用することで、音声電話付きのプランで与えられる090、080で始まる電話番号と050で始める電話番号の2つを持つことができるので、場面に応じて使い分けることもできますね。
mineoの【データ通信+音声電話】のプランを利用する人は、個人の使い方に合わせて、『mineoでんわ』と『LaLa Call』をうまく使い分けると良いででしょう。
LaLa Callのサービス内容
『LaLa Call』はインターネット回線を利用して電話をかけられるサービスで、通話料が非常に安いのが特徴です。利用には月額100円かかりますが、mineoユーザーは100円分の無料通話分が付与されるので、実質0円で利用することができます。
サービスの詳細と『mineoでんわ』の比較は以下のとおりです。
LaLa Callのメリットとデメリット
サービス内容がわかったら次はメリットとデメリットですね。
”メリット”
・通話料が安い!
・mineoユーザーなら月額料金実質無料・パケット消費なし
・データ通信のみのプランでも使える
・電話番号を2つ持てる
大きなメリットとしては通話料が安いこと、特に固定電話あてへは8円/3分と非常に安く設定されています。データ通信のみのプランでも使えるというのも通信費をなるべく抑えたい人には大きなメリットですね。
090or080+050の2つの電話番号を持つことができるというのも、状況に合わせて使い分けることができるので地味に嬉しいです。
”デメリット”
・フリーダイヤルにつながらない
・ネット回線を利用するので通話が安定しない
・特定のサービスへの申込時に電話番号登録ができない
・警察や救急車を呼ぶための110番、119番につながらない
・世間の認知度的に不思議に思われる、不動産などの審査に響くかも?
デメリットで一番大きなポイントは110番、119番につながらないということです。上でも書いていますが、いざという時に使えないのは決して良いとは言えませんね。
そして、050の番号しか持っていないことに対して良い印象を持たない人もいます。特定のサービスへの登録に使えなかったりもするので、社会的信用、印象などが悪くなることがあるかもしれません。
まとめ
今回はmineoで使うなら『mineoでんわ』と『LaLa Call』どっち?というテーマで書いてきましたが、どっちらにも優れている面があるので、その人のスマホの使い方に応じて分けるのが一番です。
ただし、いざという時に使えないというのはやはり不便だと思うので、そういったデメリットなど、サービスの特性はしっかり把握して、利用していきましょう。