今や私達の生活になくてはならないコミュニケーションツールである『LINE』。そのLINEが提供している格安simのサービスが『LINEモバイル』です。
今回はこの『LINEモバイル』が一体どんなサービスなのか、徹底的に解説していきます。
格安sim『LINEモバイル』ってどんなサービス?
簡単に言ってしまうと「LINEが提供している、料金が安い、通信サービス』です。
格安simの売りは、なんと言っても”料金が安い”ことです。大手3キャリアから乗り換えると、月額料金が半額くらいになる人もたくさんいると思います。
それ以外にも、あの『LINE』が運営しているので、独自のサービス展開でハマる人には非常にハマるサービスとなっております。
それでは、料金プランや特徴など、もう少し詳しく解説していきましょう。
LINEモバイルの料金プラン
LINEモバイルの料金プランは大きく分けて3つ。
・LINEアプリの通話・トークが使い放題の【LINEフリー】
・LINEや主要SNSが使い放題になる【コミュニケーションフリー】
・LINE MUSICと主要SNSのデータ消費がゼロになる【MUSIC+】
それぞれの特徴があるので、一つ一つ見ていきましょう。
LINEモバイルの料金プランその1【LINEフリー】
ワンコインで始めることができる、LINEモバイルの中で一番安いプランが【LINEフリー】です。
LINEフリーの料金 | |||
データ容量 | 1GB | ||
simカードの種類 | データ通信のみ | SMS付き | 音声通話付き |
月額料金 | 500円 | 620円 | 1,200円 |
高速通信容量は1GBのみ、あとはsimカードの種類によって料金が変わる非常にわかりやすいプランです。
一番大きな特徴はLINE主な機能【音声・ビデオ通話+トーク+画像・動画の送受信+タイムライン】がデータ消費なしで使えること。高速通信容量は1GBと少ないですが、通信制限がかかったとしても、LINEに関しては制限がかからないので、家族や友人との連絡手段で困ることはありません。
とにかく安く使いたい、子どもに初めてスマホをもたせる、などの目的にはピッタリのプランです。
LINEモバイルの料金プランその2【コミュニケーションフリー】
LINEモバイルの中で一番おすすめのプラン。好みに合わせてデータ容量を選べる他、主要SNSをデータ消費なしで使うことができます。
コニュニケーションフリー | ||||||||
データ容量 | 3GB | 5GB | 7GB | 10GB | 3GB | 5GB | 7GB | 10GB |
simカードの種類 | SMS付き | 音声通話付き | ||||||
月額料金 | 1,110円 | 1,640円 | 2,300円 | 2,640円 | 1,690円 | 2,220円 | 2,880円 | 3,220円 |
大手3キャリアと比較すると「さすが格安sim!」と言ってしまうほど、安い料金設定になっています。
主要SNSのデータ消費が”なし”なので、あまりスマホを使わない人は、一番データ容量の小さい3GBのプランでも十分でしょう。データ消費なしのSNSは以下のとおりです。
LINE | 音声通話・ビデオ通話+トーク+画像・動画の送受信+タイムライン |
タイムライン+画像・動画付きツイート+ツイート+ダイレクトメッセージ | |
タイムライン+画像・動画投稿+コメント+お知らせ表示 | |
タイムライン+画像・動画投稿+アクティビティ+ダイレクトメッセージ |
主要なSNSの基本的な機能はすべてデータ消費なしで使えるので、SNSでデータ消費をすることはほぼないと考えていいでしょう。
気をつけなければいけないのは、Twitterのタイムラインを見ていると出てくる、youtubeなどの動画リンクです。これを踏んで動画を再生してしまうと、データ消費が行われてしまうので注意しましょう。
LINE以外のSNSもよく利用する人や、1GBではデータ容量が足りないという人向けのプランです。
LINEモバイルの料金プランその3【MUSIC+】
主要SNS+LINE MUSICのデータ消費がゼロになるプランです。
MUSIC+ | ||||||||
データ容量 | 3GB | 5GB | 7GB | 10GB | 3GB | 5GB | 7GB | 10GB |
simカードの種類 | SMS付き | 音声通話付き | ||||||
月額料金 | 1,810円 | 2,140円 | 2,700円 | 2,940円 | 2,390円 | 2,720円 | 3,280円 | 3,520円 |
コミュニケーションプラント比較すると【3GBは700円、5GBは500円、7GBは400円、10GBは300円】の価格差があります。その価格差でLINE MUSICのデータ消費ゼロが付いてくるので、それに納得できる人が選ぶプランだと思います。ただし、LINE MUSICの料金(月額750円)は別途発生します。
通勤通学でLINE MUSICのストリーミング再生を使っているという人にはおすすめですが、それ以外に方にはちょっと・・・そんなプランです。
おすすめオプション
LINEモバイルにはいくつかのオプションがあります。その中からおすすめのオプションを紹介します。
10分かけ放題オプション
月額880円で10分以内の国内通話が無料になるかけ放題オプションです。通話アプリ【いつでも電話】を利用する必要があります。
毎日電話を使う人、1回の通話が10分ほどの人向けのサービスです。
※通話料は通常20円/30秒、アプリ【いつでも電話】からの発信は10円/30秒
端末保障オプション
契約時に申し込めるオプションで、LINEモバイルで購入した端末なら月額450円、自身で用意した端末なら月額500円で端末保障をつけることができます。
ただし、LINEモバイルで購入したiPhoneには適用できず、自身で用意したiPhoneは修理対応のみとなってます。
Wi-Fiオプション
月額200円で、カフェや駅など、全国49,000箇所にあるWi-Fiスポットを利用できるオプションです。
もちろん、スマホだけでなくタブレットやPCも接続可能。動画をよく見る人や自宅にwifiがない人などにおすすめのオプションです。
加入の際は、自身の使いたいスポットでSSID「0001_Secured_Wi-Fi」があるかを確認することをおすすめします。
LINE MUSIC
LINEモバイルなら、通常月額889円(税別)のLINE MUSICをお得に利用することができます。
LINEモバイルにこれから申し込む人は2ヶ月間無料+4ヶ月間月額500円(それ以降月額750円)、すでにLINEモバイルを利用している人は初月無料+以降月額750円で利用できます。
流行りの曲や名曲などたくさんの曲が聴き放題で、ストリーミング再生とダウンロード再生両方に対応しています。
LINEモバイルのメリットとデメリット
LINEモバイルのサービスの詳細がわかったところで、メリットとデメリットを確認していきましょう。
”メリット”
・料金が安い
・トリプルキャリア対応
・LINEを始めとする主要SNSのデータ消費がゼロ
・今使っている端末をそのまま使える
・データ繰り越しが出来る
・テザリングが無料で使える
料金が安いこと、主要SNSのデータ消費がゼロなこと、この2つはLINEモバイルの最大の特徴としておわかりいただいたと思います。
その他、トリプルキャリア対応なので【ドコモ、au、ソフトバンク】の3つから好きな回線を選ぶことができます。特にLINEモバイルはソフトバンクと同じグループなので、やや優遇されています。
今使っている端末もsimロック解除が必要なものもありますが、そのまま使えますし、余ったデータ容量を翌月に繰り越すことも可能、テザリングも無料で使えるので、格安simならではサービスも含め、メリットも多いのがLINEモバイルです。
”デメリット”
・速度が遅い、安定しない
・主要SNSのデータ消費ゼロだが、使いすぎると制限がかかる
・困ったときは自分でなんとかするしかない
・1年間の最低利用期間がある
デメリットですが、格安sim特有の『速度が遅い、安定しない』がLINEモバイルでも当てはまります。回線を借りている特性上、朝の通勤時間、昼休憩、夕方から夜にかけてなど、たくさんの人が利用する時間帯では速度がかなり制限されてしまいます。それ以外の時間帯であれば基本的に快適に利用できるでしょう。
格安simによくあるデメリットである「アフターサービスが悪い」というところで、LINEモバイルは実店舗が少ないので、初期設定や困った時など、基本的に自分で対応する必要があります。安いからと言ってあまり詳しくない人が契約してしまうと、苦労することがあるかもしれません。
メリットでもあげた主要SNSのデータ消費ゼロですが、使いすぎてしまうと制限がかかることがあります。例えばLINEでビデオ通話を長時間利用するなど、データ消費の大きいサービスを利用すると制限がかかってしまうので注意が必要です。
LINEモバイルには最低利用期間が存在しています。
データプランやSMS付きデータプランの解約は問題ありませんが、音声付きプランの場合12ヶ月の最低利用期間があり、期間内に解約してしまうと解約金がかかってしまうので注意してください。