最強の節約術とはなんなのか?
それはやはり『なにもしない』でしょう。外出しない、買い物もしない、ご飯も食べない、お金を稼ぐ行為以外なにもしなければ、それは最強の節約術となるでしょう。
しかし、現実問題そんなことは無理。どんなにレベルの高い節約生活を送っていても最低限の出費は必ず発生します。
この最低限の出費をなんとか更に節約する方法はないのか?
答えは簡単。現金ではなくクレジットカードを使って支払いをしてしまえばいいのです。
使いすぎも怖くないクレジットカード節約術
現金とクレジットカード、どちらを使ったほうがお得なのか?
私達消費者の目線で言うなら、間違いなくクレジットカードで支払いを行ったほうがお得です。現金を持ち歩く必要もないですし、支払い時の手間も軽減され、ポイントも付与されて、良いことしかありません。
それにも関わらず、なぜ未だに現金払いを利用する人が多いのでしょうか?
理由は様々あると思いますが、多くの人が思っているのは「使いすぎが怖い」ということでしょう。
目に見えて財布の中からお金が減っていく現金と違い、クレジットカードは使ってもなくなるという実感が湧きづらいのは事実でしょう。
家計簿をつけたりして日頃からお金の管理をしている人は別として、「減った」という実感が持てないと使いすぎてしまいそうで怖いという意見が出てくるのは、今まで現金で支払いをしていた人にとってはもっともな意見だと思います。
そんなに使いすぎるのが怖いのであれば”絶対に支払わなければいけないもの、使いすぎることのないもの”への支払いをクレジットカードでしてしまえばこの問題は解決しますよね。
そうです。電気・ガス・水道代、家賃、保険、携帯電話やインターネットの通信費などの『固定費』の支払いであれば、クレジットカードの使いすぎも怖くありません。
そもそも、多くの人がこの固定費は銀行引き落としにしているはずなので、これをクレジットカード支払いに変えたところで、お金の出ていき方にはなんの影響も及ぼしません。
ただ一つ変わることと言えば、毎月ポイントが貯まるようになって、その分で節約できるということです。
クレジットカードで払える固定費はこんなにたくさんある!
固定費の支払いにクレジットカードを利用すれば、使いすぎも怖くないし、節約にもなって、今ままで現金派を貫いてきた人も始めやすい節約術です。
しかも、クレジットカードで支払うことができるものは意外とたくさんあって、これらを全部クレジットカード支払いに変えることができれば、毎月たくさんのポイントをもらうことができます。
クレジットカードで支払える固定費を思いつく限りまとめたので、参考にしてみてください。
水道料金
生活に必須な水道料金。家族構成にもよりますが、1ヶ月に支払う金額は4,000円〜9,000円くらいですね。
支払いにクレジットカードを使えるかはお住まいの自治体によって異なるので、できるところはクレジットカードで支払って、できない場合はコンビニで電子マネーを使って支払いをしてください。
この時、電子マネーのチャージにクレジットカードを使えば、関節的ではありますがクレジットカード払いを利用することができます。
電気料金
水道料金と並んで生活に欠かせない電気料金。家族構成によりますが、1ヶ月に支払う金額は3,000円〜15,000円くらいですね。水道代と違って支払い料金の幅が大きいのは、住んでいる部屋数や、契約のワット数でかなり違いが出てくるせいです。
こちらもクレジットカード払いがお得ですが、地域によって口座振替だと54円の割引を受けられる場所があります。
ただ、利用するクレジットカードの還元率が1%以上で、月の電気代が5,400円以上の場合はクレジットカード支払いにしたほうが絶対にお得です。
お住まいの地域、月々の電気料金によって、よりお得な方を選択してください。
ちなみに、2人暮らしの月々の電気料金の平均は9,000円前後なので、ひとり暮らし、家には寝に帰るだけ、よっぽどの節約家じゃない限りは、クレジットカード支払いにしたほうが良いでしょう。
プロパン・都市ガス料金
オール電化の家庭以外は、プロパンか都市ガスの料金を払っていると思います。
これもクレジットカード払いにして節約していきましょう。月々の支払額の平均は3,000円〜6,000円です。
プロパンガスだと、クレジットカード払いに対応していないことがあるので、その場合は電子マネーを使ってコンビニ支払いをしてください。
都市ガスだと、口座振替で電気代と同じように割引が受けられる場合があるので、割引の有無、月々のガス代によってどちらで支払ったほうが節約になるか検討してください。
携帯料金
携帯電話は1人1台持っているのが当たり前の時代です。しかも月々の利用料金も大手3社を使っている場合、結構な額になります。今回紹介する”固定費”の中で、携帯料金が一番高額だと言う人も多いと思います。
だからこそ、クレジットカード で支払いをして確実に節約していきましょう。
ちなみに、使っている携帯会社の関連カードで支払いを行えば、ポイント還元率が大幅に増えるので、そこもしっかり見極めて賢く節約してください。
インターネット・固定電話の料金
自宅の固定電話、インターネットの固定回線、モバイルwifiルーターなど、月々5,000円前後の支払いをしているこれらの料金も、しっかりクレジットカード払いにして、節約していきましょう。
会社によっては携帯料金と一緒に支払いしていることもあるので、ケースバイケースで必要であればしっかり手続きをしてください。
合わせて、インターネットやモバイルwifiルーターの回線を別々の会社で契約している場合、一緒の運営会社にまとめることで、かなり大きな割引を受けることができるので、そういったところでも節約できるように、この機会に見直してみることをおすすめします。
税金
家や不動産を持っているなら固定資産税、自動車を持っているな自動車税、自営業やフリーで働いている人なら年金や国民健康保険料などなど、給料から引かれている場合を除き企業に務めていても務めていなくても、税金を納める必要があります。
納税の義務がある以上、絶対に払わなければいけないものですよね。これらの支払いはコンビニでできるので、水道料金のところで紹介したように、電子マネーを使えば間接的にですが、クレジットカードで支払いを行うことができます。
医療費
予期せぬ病気や怪我をしてしまった時、自宅療養で済まない大きなものであれば病院に行かなければいけません。
以前はクレジットカード支払いは利用できませんでしたが、最近は大きな病院であればクレジットカードを使えるところが増えてきています。
医療費も絶対に払わなければいけないものですので、クレジットカードを使って、賢く支払いをしましょう。
通勤・通学費(定期代)
学生、社会人、正社員からフリーターまで、勤め先まで電車・バス・車で移動しているなら通勤・通学費がかかりますよね。
学生はもちろんですが、働いている人もその費用は基本的には自分で支払いを行います。
その時クレジットカードで支払いが行えるのであれば、しっかり利用していきましょう。特に働いている人なら通勤費が出ていることが多いと思うので、支払いで付与されるポイント分丸儲けです。
保険料金
もしものために加入する保険も定期的に支払いをしなければいけないものなので、利用できるならクレジットカード支払いにしましょう。
生命保険、火災保険、地震保険、自動車保険、自転車保険、学資保険などなど、家庭によって加入状況は様々ですが、支払い方法の確認を一度行いましょう。
保険によってはクレジットカード支払いができないものもあるので、できるものはすぐに変更してください。
どうせなら保険の見直しも一緒に行うと良いかもしれません。
NHK受信料
見ている見ていないは別にして、テレビがある家庭はNHKの受信料を支払う必要があります。
NHKの1ヶ月の受信料は、地上波だけなら1,260円、衛生契約もしているなら2,230円。これを2ヶ月に一度まとめて支払う必要があります。
NHKBSなんて見たことないのになんで衛生契約で倍近く払わなきゃいけなんだ!って思っている賃貸物件住みの私のような人も多いかもしれません。そもそもなんで見てないのに払わ…
それは置いておいて、どうせ払わなければならないなら、こちらもクレジットカードで支払っておきましょう。
支払いをクレジットカードに変えれば年間数千円以上の節約
毎月払わなければいけない固定費を紹介してきました。
上で紹介したものを年間どれくらい払っているか計算してみると、おそらく1人暮らしでも20万円は超えるのではないでしょうか?
家族が多ければ支払い額はどんどん増えていって、下手をすると年間100万くらい払っている家庭も少なくないでしょう。
これらをすべて還元率1%のクレジットカードで支払えば、20万円の支払いなら2,000円、100万円を超えるなら1万円以上の節約になります。
この節約額が大きいか少ないと思うかは人それぞれですが、今まで現金で支払っていたものをクレジットカードに変えるだけで、ランチやディナーが無料で食べられるなら十分ではないでしょうか?
クレジットカードを積極的に使っていく!
今回は「使いすぎも怖くないクレジットカード節約術」ということで、固定費の支払いにクレジットカードを使うことをおすすめしてきました。
固定費の中には、食費や日用品を買うための雑費も含まれます。
しかし、これらの費用は「ちょっとお菓子を買おう、ちょっといいシャンプーを買おう」など、買う人のさじ加減で結構変わって来てしまうので、今回は含めませんでした。
しかし、結局のところ現金だろうとクレジットカードだろうと、こういった買い物で使う金額はあまり変化しません。
変化が起きるなら外食や買い物など、主に休みの日に発生する出費ですね。
今回紹介した固定費のクレジットカード支払いに慣れてきたら、食費や雑費などにも範囲を広げていくと良いでしょう。
その後は「しっかり管理できる!」と思ったら買い物などにも使えばいいですし、「やっぱり怖いな」と思うならそこまでで留めておくといいでしょう。
少なくとも、クレジットカードを使って損はないと思うので、まずは固定費の支払いから試してみたください。